冷却塔は、冷房・冷凍の急速な普及により閑静な住宅地から家屋の密集した商業地まで、あらゆるところに設置されています。近年、環境に対する社会的関心の高まりとともに、様々な機器・器具から発する騒音についてもますます関心の的になっています。







工業会として、まず発生音をできるだけ少なくするよう騒音の低い製品の開発・改良に鋭意努力しています。







■冷却塔騒音値及び測定基準の変遷

1973年(昭和48年) 「冷却塔の騒音測定基準」制定(JCI 017310)
1978年(昭和53年) 「冷却塔の騒音基準」ターボ式冷凍機用低騒音形(Wm点)(JCI 781001)
1979年(昭和54年) 「冷却塔の騒音基準」ターボ式冷凍機用超低騒音形(Wm点)(JCI 791001)
1981年(昭和56年) 「強制通風式クーリングタワーの性能試験方法」(JIS B 8609)
1989年(平成 1年) 「冷却塔騒音基準」二重効用吸収式冷凍機用低・超低騒音形(Wm点)(JCI 890601)
1991年(平成 3年) 「冷却塔騒音基準」ターボ式冷凍機用低・超低騒音形(2m点)(JCI 911001)
「冷却塔騒音基準」二重効用吸収式冷凍機用低・超低騒音形(2m点)(JCI 911002)
2008年(平成20年) 「強制通風式クーリングタワー性能試験方法」(JIS B 8609)改正
2010年(平成22年) 「冷却塔騒音基準」密閉式冷却塔(JCI 100201)
2011年(平成23年) 「冷却塔騒音基準」を改正(JCI 110401)(JCI 100201-1)



冷却塔工業会メンバーの製品には、このラベルが貼付されています。

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冷却塔の外殻を構成する主要部材において潮風(海塩粒子等)による発錆を抑え品質を維持するため、工業会が定めた製品基準で、海岸線から1km以内に設置され、特に指定のある冷却塔に適用します。
但し、外殻を構成する主要部品とは、外板・骨組・水槽をいう。


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冷却塔より排出される空気が、外気温度との関係により微小な水滴となり、白煙のように白く見えることを防止するための基準を定めたものです。
ご用命の際は、使用条件・白煙発生条件をお知らせください。

■白煙発生のしくみ
A点を冷却塔から排出された空気、B点を外気とします。
A点からB点を結ぶ直線内に「飽和曲線」がある場合、
白煙が
発生します。
従って、A点の絶対湿度を下げて、AB線を「飽和曲線」より
下にすれば白煙の発生はありません。












白煙対策(防止)型冷却塔基本仕様

1. 目的
 この基本仕様は、冷却塔より排出される空気が外気と混合する場合、排出される湿り空気が、外気温度との関係により凝縮し微小な水滴となり、白く見えること(以下「白煙」という)の外気条件を規定し、品質を共通化することを目的とする。

2. 摘要範囲
 この基本仕様は、当該現場の白煙対策(防止)仕様が明記されていない場合に限り適用される。
 但し、当該現場の仕様が後日決定した場合は、その仕様による。

3. 基本仕様
 外気の乾球温度0[℃]で相対湿度60[%]、及び外気の乾球温度20[℃]で相対湿度90[%]以下の外気条件の場合、排気面より鉛直方向の距離が送風機径以内で、白煙状態がなくなるものとする。
 但し、送風機径が2.0[m]以下の場合は、2.0[m]以内で白煙状態がなくなるものとする。

4. 運転条件
(1) 送風機は設計回転数にて連続運転とする。
即ち、インバータ運転時又は送風機発停時等の運転時は、除外する。

(2) 冷却熱負荷は設計条件と同等又は以下とし、外気温度の変化に伴い冷却温度が変化する場合は、冷却温度差[即ち、(入口水温)ー(出口水温)]を同等又は以下とする。

5. 附則
(1) 摘要期日
 この「白煙対策(防止)型冷却塔基本仕様」は平成17年4月1日より適用する。
以上


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冷却塔の保守点検項目は、下記表の点検内容が定められています。
冷却塔の保守管理作業には専門知識・技術が必要となりますので、各社までお問い合せください。


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